Columnコラム
台湾PIFの費用はどう決まる?
見積もりの考え方と費用を抑えるポイント

台湾PIFの費用は、製品数、処方の内容、お手元の資料の状況、追加試験の有無によって大きく変わります。同じ製品でも、試験報告書や原料資料がそろっていれば、費用と期間を抑えられます。
費用を左右する4つの要素
製品数とシリーズ構成
製品ごとにPIFが必要ですが、同じシリーズで色素や香料だけが異なる製品などは、共通の資料を活用できる場合があります。シリーズ全体を一度に依頼すると、重複する作業を減らせます。
処方の内容
成分の数や、毒性データの調査に時間がかかる成分の有無によって、安全性評価にかかる作業量が変わります。新しい原料や、台湾で使用制限がある成分を含む場合は、確認に時間がかかります。
お手元の資料の状況
試験報告書、原料の規格書やSDS、GMPの証明書などがどこまでそろっているかで、資料の収集と作成にかかる作業量が変わります。
追加試験の有無
安定性試験や防腐効力試験などを新たに実施する場合は、試験機関の費用がかかります。安定性試験は期間も長くなるため、全体のスケジュールにも影響します。
費用の内訳の考え方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| PIFの作成・整理 | 16項目の資料の確認、不足資料の収集、中国語での作成・整理 |
| 安全性評価・署名 | 安全性評価と、第16項「製品安全資料」の作成・署名 |
| 試験費用 | 追加の試験が必要な場合の、試験機関の実費 |
| 製品登録の手数料 | 台湾の輸入業者が納付する行政手数料(1件NT$800、2026年7月1日以降) |
窓口と安全性評価者が別の場合や、日本語の資料を翻訳会社で訳す場合は、その分の費用や時間が加わることがあります。
費用を抑えるために日本側でできること
- お手元の資料(試験報告書、原料資料、GMP証明など)の一覧を早めに作る
- 日本で実施済みの試験報告書を、省略せずに共有する
- 同じシリーズの製品は、まとめて依頼する
- 製造元や原料メーカーへの資料依頼を、一度にまとめる
安さだけで選ぶと、資料の不足が後から見つかり、査察の前に作り直しが必要になることもあります。見積もりの段階で、どの資料をもとに、どこまで評価するのかを確認しておくと安心です。
まとめ
台湾PIFの費用は、一律の価格表では決まりません。お手元の資料の状況を確認すれば、必要な作業と追加試験の有無が見え、より正確な見積もりが出せます。
出典:化粧品產品資訊檔案管理辦法 第3条(第11〜13項の省略要件)、化粧品行政規費收費標準(製品登録の手数料、2026年7月1日施行)